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ロールス・ロイス エイボン : ミニ英和和英辞書
ロールス・ロイス エイボン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロールス・ロイス エイボン ( リダイレクト:ロールス・ロイス エイヴォン ) : ウィキペディア日本語版
ロールス・ロイス エイヴォン[ちょうおん]

エイヴォン(''Avon'' )はロールス・ロイスが独自開発した、初の軸流式ターボジェットエンジン。堅実な設計が奏功して、航空機用の生産が1950年から1974年まで続けられ11000基以上が生産されたのみならず、船舶・産業動力向ガスタービンエンジンとしても現用中である〔Gunston 1989, p. 149.〕。
== 概要 ==
イギリスで開発され、第二次世界大戦終結時には既に十分な実績を積んでいた遠心圧縮式ターボジェットエンジンは、当時最大級の推力を誇った同社製のニーンも含め、機械的限界から性能向上の余地が殆どなくなりつつあった。
従って、遠心式よりも構造は複雑化するが、小径で、制御パラメータがより多く取れ、発展性のある軸流式への転換は技術的必然だったが、後退翼と同様に、軸流式ターボジェットエンジンの分野でも独走状態にあった独の技術者は、敗戦と同時に米ソが奪い合う形で自国に招聘していたため、英仏は独自開発を余儀なくされ〔イギリスにおいては既に遠心式で先行しており、フランスはBMW 003を開発したチームを雇用してスネクマ アターを開発させた。〕、スタートラインから大きく出遅れていた。
プロトタイプの社内コードは AJ.65( Axial Jet: 軸流ジェット、推力 6,500 lbf の意)で、早くからその可能性に着目していた元空軍省技術高官アラン・アーノルド・グリフィス (Alan Arnold Griffith) の基本設計に基づき、高名なレシプロエンジンマーリンの主任技師以下のチームも加わって1945年に開発着手、1947年に初火入れされたが、サージング問題の解決に手間取り実用化が大いに遅延したため、搭載予定機は軒並みエイヴォンの供給開始を待つ状態に陥った。
このエンジンは軸流式エンジンの実験であると同様に(もし成功すれば)推力 5,000 lbf (22 kN) のニーンを代替することを意図していた。原型はアラン・アーノルド・グリフィスによって設計された単軸式で当初、8段、後に10段の圧縮機を備える設計で空気流量150 lb/s (68 kg/s) で総圧縮比7.45の''Axial Jet, 6,500 lbf''を意味するAJ.65として知られた〔。開発は1945年に始まり最初の試作機は1947年に製造された。複数のマイナートラブルにより導入は遅れた。最初のエイヴォンは2基のエイヴォンRA.2を搭載するように改造されたアブロ ランカストリアン''VM732''によって1948年8月15日にから飛行した。
改良と強化されたエイヴォン200シリーズが検討されその結果初期の形式とは一部の部品を除き殆ど共通点の無い別物と言っても良いエンジンが完成した。それにもかかわらずエイヴォンの名前が適用された。圧縮機はアームストロング・シドレー サファイアに使用されていた圧縮機を基にした完全な新設計の15段式の圧縮機を取り入れただけでなくその他にも多くの改善が施された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロールス・ロイス エイヴォン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rolls-Royce Avon 」があります。




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